世界に展開される孔子学院、「価値観押しつけ」論に反駁―中国

Record China    2009年4月21日(火) 19時47分

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16日、世界で256校目の「孔子学院」が米バージニア州に開校した。中国の言語や文化の伝達を目的とした同学院には「中国の価値観を輸出している」との批判もあるが、中国側はこれを否定している。写真は北京にある孔子学院本部。

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2009年4月18日、米華字紙「僑報」によると、中国国家漢語国際推進拡大指導チーム弁公室(国家漢弁)主任で孔子学院本部総幹事の許琳(シュー・リン)氏は16日、世界で256校目、米国で53校目となるバージニア州ジョージ・メイソン大学内の「孔子学院」の開校式典に参加した際、「孔子学院は言語文化交流を通して外国との相互理解と友好を深めるものであり、中国の価値観を輸出するものではない」と強調した。中国新聞社が伝えた。

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世界各地で次々と開校する孔子学院や孔子学堂について、外国の一部メディアは「ソフトパワーを増強させた中国は、孔子学院を通じて外国に中国の文化を浸透させようとしている」と批判している。これについて許氏は「ソフトパワーというのは政治家やメディアが言っている概念に過ぎず、実際の孔子学院は言語文化交流の場である」と反駁。「中国は世界の人々に真の中国を知ってもらいたいだけで、中国のすべてが良いと言いたいわけでも、故意に何かを宣伝したり、価値観を輸出するものでもない」と話した。

許氏はさらに「孔子学院の目的や任務、運営方式のどれをとっても、中国の価値観を押しつける意図は存在しない」と強調した。(翻訳・編集/本郷)

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