<手足口病>列車内で23歳の中国女性が死亡―ロシア

Record China    2009年4月16日(木) 15時17分

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16日、ロシアの列車内で中国籍の女性が死亡した事件で、現地では死因が手足口病だったとの観測が流れている。同乗していた中国籍の移民労働者ら53人は、全員隔離されているという。写真は手足口病の検査を受ける中国の児童ら。

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2009年4月16日、ロシア・アムール州の州都ブラゴヴェシチェンスクからモスクワへ向かう列車内で中国籍の女性が死亡した事件で、現地ではその死因が手足口病だったのではないかとの観測が出ている。検査結果は1週間ほどで出る見込み。ノーボスチ通信社の報道を中国新聞社が伝えた。

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キーロフ州政府の公式HPが15日に発表した情報では、死亡した中国籍の女性は23歳。高熱を出していた女性は15日朝に車内で死亡し、遺体は同州のズーイェフカ駅で搬出された。当初は急性心臓疾患か肺炎が死因と見られていたが、現在の検査結果では手足口病だったのではないかと見られている。

女性と同乗していた中国籍の移民労働者ら53人は、付近の伝染病病院へ隔離の上で検査を受けている。ロシア連邦消費者権益保護・社会福祉監督局によると、53人のうち3人に微熱などの症状が見られるという。

中国では年初から農村部を中心に手足口病が流行している。中国衛生部によると、月初までの累計感染者数は11万5000人超。50人が死亡した。暑さを増すこれからの季節、感染例はますます増えるとも見られている。手足口病とは乳幼児が主に感染するウィルス性の疾患で、手足口部の水泡性発疹や微熱、嚥下障害などを伴い、多くは自然治癒する。患者の分泌物や排せつ物から経口・飛沫感染する。有効なワクチンや治療薬はない。(翻訳・編集/愛玉)

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