暗殺された元CIA将校は中国大使館誤爆事件の責任者―米国

Record China    2009年4月16日(木) 10時55分

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2009年4月、米誌・フォーリンポリシーは元米中央情報局(CIA)中佐、ウィリアム・J・ベネット氏が暗殺されたことを報じた。ベネット氏は1999年のユーゴ空爆に参加、中国大使館誤爆事件の責任者として解雇されていた。写真は米国防総省。

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2009年4月、米誌・フォーリンポリシーは元米中央情報局(CIA)中佐、ウィリアム・J・ベネット氏(54)が暗殺されたことを報じた。ベネット氏は1999年のユーゴ空爆に参加、中国大使館誤爆事件の責任者として解雇されていた。15日、環球時報が伝えた。

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今年3月22日、ベネット氏は妻とともに公園を散歩していた。2人が公園に入ってからまもなく、窓のない白い不審車両が公園に入っていたという。その後、激しい物音が聞こえたかと思うと車は走り去っていった。発見された時にはベネット氏はすでに死亡、妻も重傷を負っていたという。

この殺人事件をめぐり、ベネット氏の経歴が関係しているとの見方が浮上。1999年、米国NATO軍はユーゴを空爆したが、中国大使館を誤爆する事件が起きた。中国各地ではデモが発生、米企業の店舗が破壊されるなどの騒ぎとなった。この時、誤って中国大使館を爆撃目標と指定したのがベネット氏だったという。その責任を問われ、同氏は2000年に解雇されている。

一方、米連邦捜査局(FBI)などベネット氏殺害事件を担当する捜査当局は、「事件と同氏の経歴を結びつける証拠は一切ない」と否定している。(翻訳・編集/KT)

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