<パンダ虐待><続報>故郷で療養へ、人間なら100歳超の高齢―四川省

Record China    2009年4月13日(月) 18時11分

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9日、広東省深セン市の動物園で飼育されていた25歳のパンダ・永巴が故郷の四川省に帰り、療養生活をスタートした。永巴は十分なエサも与えられず衰弱している、との告発が年初にネットを駆け巡り、大騒動となっていた。

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2009年4月13日、「動物園で虐待されている」と大々的に報じられた25歳のパンダ・永巴(ヨンバ)が9日、故郷の四川省に帰り、療養生活をスタートしたと報じられた。広東省深セン市の動物園で飼育されていた永巴だが、十分なエサも与えられておらず衰弱しているとの告発がネットを駆け巡り、大騒動となっていた。四川オンラインの報道。

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深セン市野生動物園で飼育されていた永巴は12頭の子パンダを出産した26歳の雌パンダ。人間の年齢に換算すれば100歳前後となる。83年に野生の状態を保護され、04年より同園に貸し出された。しかし、十分なエサが与えられていなかったほか、来場客との有料記念撮影に日々駆り出さており、今年1月、あるネットユーザーが「これは虐待だ」と告発した。その後、広東省林業局が調査に入り担当飼育員は免職となったが、パンダの貸出元である四川省臥龍中国パンダ保護研究センターは永巴の引き取りに消極的な姿勢を示していた。同センターが、年20万元(約290万円)にも達する永巴のレンタル料を重要な収入源にしていたとの推測もある。

このほど永巴を引き取ったのは、同じく四川省の雅安碧峰峡パンダ保護研究センター。9日、同省成都市の空港を経由して里帰りを果たした永巴は、変わった様子もなく元気にしているという。冷房付きの飼育舎で悠々自適の隠居生活をスタートした永巴、余生はやすらかに送ってもらいたい。(翻訳・編集/愛玉)

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