「世界の工場」中国、再スタート切るも前途多難―英メディア

Record China    2009年4月11日(土) 12時24分

拡大

10日、中国の輸出に復活の兆しが現れていると伝えられた。写真は広東省東莞市にある閉鎖した香港系の玩具工場。

(1 / 8 枚)

2009年4月10日、環球時報によると、ロイター通信は8日、中国の輸出に復活の兆しが現れていると報じた。世界的な金融危機により、中国の製造業が集まる珠江デルタは大きな打撃を受けたが、「世界の工場」中国は再スタートを切ろうとしているという。

その他の写真

中国の輸出品の3分の1を担う珠江デルタは、現在も不況の波を受けているものの、安価な中国製品に対する欧米各国の需要が回復したときに備え、各工場では操業再開の準備が進んでいる。ある電子部品メーカーでも「情勢は全体的に落ち着いてきている」と話している。

しかし、末端の労働者は現在もリストラやレイオフ、賃金カットに喘いでいる。工場では経費節減で食事の提供がなくなり、従業員は外での食事を余儀なくされた。話題に上るのは給与や手当のカット、不安定な雇用に対する不満ばかりだという。

内需拡大などで、中国経済に復活の兆しも現れているとされているが、ある専門家は、海外での需要は未だ回復しておらず、中国の輸出業は打撃を受け続ける可能性が高いと指摘する。また、不動産価格や企業の営業利益も減少していることから、今後も楽観できない状態が続くと見られている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携