Record China 2009年4月11日(土) 7時17分
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8日、韓国紙は「中国は米国の代替案になれるだろうか?」と題した記事で、中国が世界リーダーになる可能性は高くないと論じた。写真は中国の首都・北京。
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2009年4月8日、韓国紙・韓国経済は「中国は米国の代替案になれるだろうか?」と題した記事で、中国が世界リーダーになる可能性は高くないと論じた。10日付で中国紙・環球時報が伝えた。
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記事は、中国の台頭に伴い、米国の一国主義が衰退して多極化の時代が幕を開け、多くの人が「中国主導の世界秩序論」を唱え始めたと指摘。人口の多さと高い経済成長率、世界に広がる華人資本などを考えれば理にかなってはいるが、中国が「ポスト米国」になる可能性は高くないと強調した。
その理由は2つあるという。まず 1つ目は、中国の「社会主義市場経済」が本当に高効率なのか分からないということ。多くの国は、欧米が唱える「新自由主義」は失敗で、国による規制を強めた方が良いと認識し始めているが、だからと言って政府が「政治と経済」を同時に掌握する方が優れているとも思っていない。つまり中国は理念上、世界リーダーに認められていないと記事は指摘する。
次に、人民元が基軸通貨になるにはまだ「任重く道遠し」とした。市場に十分に供給される保証があるかどうか未知数で、どれだけの企業が決済通貨に選ぶか楽観はできないからだという。記事は最後に「中国が多極化の扉を開けたのは間違いない」とした上で、世界が今後どう発展していくのか楽しみだ、と締めくくった。(翻訳・編集/NN)
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