<中華経済>3月=電力消費の減少幅縮小、一部製造業の回復で

Record China    2009年4月10日(金) 7時35分

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8日、国家電力調度通信センターは3月の全国の電力消費量が前年同月比1.4%減少したと発表した。政府が昨秋打ち出した4兆元の内需刺激策を追い風に、化学工業や鉄鋼業など一部製造業の生産活動が回復期に入り、電力需要の減少に歯止めがかかったとみられる。

2009年4月9日付の上海証券報によると、国家電力調度通信センターは8日、3月の全国の電力消費量が前年同月比1.4%減少したと発表した。減少幅は1月の13.3%に比べ大幅に縮小。政府が昨秋打ち出した4兆元の内需刺激策を追い風に、化学工業や鉄鋼業など一部製造業の生産活動が回復期に入り、電力需要の減少に歯止めがかかったとみられる。

3月の電力消費量を地域別にみると、四川省が前年同月比10.2%増、新疆ウイグル自治区が15.5%増、チベット自治区が10.2%増と内陸部で増加幅が大きかった。沿海部では広東省が1.6%、山東省が0.4%、上海市が1.5%増えた。一方で、遼寧省、山西省、内モンゴル自治区などは2けたのマイナス。沿海部では浙江省が3.4%減、福建省が1.5%減、江蘇省が0.2%減などとなった。

ただ発電量は減少した。3月の全国の発電量は前年同月比0.71%減の2867億2900万キロワット時、1−3月の累計では前年同期比1.89%減の7811億200万キロワット時となった。

3月の1日平均発電量をみると、上旬が前年同期比1.44%増の93億7000万キロワット時となったのに対し、中旬は同1.34%減の92億2800万キロワット時、下旬が同2.08%減の91億5800万キロワット時に落ち込んだ。

中信証券のアナリストは、上旬の発電量の増加は営業日が前年より1日多かったことが要因だと指摘した。(翻訳・編集/HI)

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