中国公安部が「虐待事件」一掃キャンペーンを実施=相次ぐ受刑者、容疑者の怪死で―英メディア

Record China    2009年4月3日(金) 14時19分

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2日、中国公安部が1日から、刑務所の受刑者や留置場の容疑者を虐待から守ることを目的としたキャンペーンを始めた。期間は6月30日まで。写真は雲南省「目隠し鬼ごっこ」事件の真相解明を求めて集まったネットユーザーたち。

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2009年4月2日、英BBC放送の中国語版は中国公安部が1日から、刑務所の受刑者や留置場の容疑者を虐待から守ることを目的としたキャンペーンを始めたと報じた。期間は6月30日まで。

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中国では受刑者や容疑者が虐待が疑われるような不可解な死を遂げるケースが後を絶たず、社会問題化している。その多くは当局側が責任を問われることはなく、真相は闇に葬られたままだ。例えば2月だけでも、雲南省の刑務所内で他の受刑者と一緒に「目隠し鬼ごっこ」をしていたとされる受刑者が「誤って頭を壁にぶつけ死亡」した事件や、陝西省で女子中学生の殺害容疑で取り調べを受けていた高校生が「急に顔色が悪くなって突然死」した事件が発生している。

また、国連拷問禁止委員会も中国で受刑者や容疑者に対する虐待が日常的に起きているとする報告を発表している。中国公安部は今回のキャンペーン期間中に全国の警察官に対し、順法意識や職業道徳、人権尊重に関する徹底した再教育を行うという。記事は今回の措置に対し「当局が事実上、虐待事件の存在を認めたことになる」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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