毎年13万人が結核で死亡、深刻な社会問題に―中国

Record China    2009年4月2日(木) 14時43分

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1日、多剤耐性結核菌の出現により、中国で結核病が深刻な社会問題となっている。死者は毎年13万人にのぼっているという。写真は3月、河南省開封市の小学校で結核予防の講習を受ける児童ら。

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2009年4月1日、中国では活動性肺結核が毎年150万例も見つかっており、現在患者数はおよそ450万人で、死者は毎年13万人にのぼっているという。中国新聞社の報道。

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中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長が明らかにしたところによると、近年は結核菌が薬剤に対して耐性を持つようになったことで結核が広がり、予防や治療に大きな問題が出ているという。07〜08年に実施された結核の薬剤耐性に関する調査では、全国の肺結核患者のうち多剤耐性結核は8.32%、超多剤耐性結核は0.68%。今後新たに見つかる多剤耐性結核患者は毎年12万例にのぼるとされ、多くが農村部に集中すると予測されている。

多剤耐性結核はイソニコチン酸ヒドラジッドなど主要な抗結核薬に対する耐性を持った結核のこと。一方、超多剤耐性結核は、既存の抗結核薬のほぼすべてに耐性を持つことから、治療がきわめて困難となっている。(翻訳・編集/岡田)

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