<中台>軍事対立の象徴「防御柵」を近く撤去、新たな緊張緩和の動き―台湾・金門島

Record China    2009年4月1日(水) 11時16分

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31日、台湾・金門島とアモイを縦断する遠泳大会が8月に行われることを受け、同島当局は国共内戦時に共産党軍の上陸を防ぐために設けた「軌条砦」を撤去することを発表した。写真はアモイに設けられた「中台統一」を呼び掛ける巨大なスローガン。

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2009年3月31日、台湾・金門島アモイを縦断する遠泳大会が8月に行われることを受け、同島当局は国共内戦時に共産党軍の上陸を防ぐために設けた「軌条砦」を撤去することを発表した。シンガポールの華字紙・聯合早報が伝えた。

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金門島は国共内戦時の1958年、国民党軍と共産党軍が激しい攻防戦を繰り広げたところ。今も浜辺には当時の名残として“敵”の上陸を防ぐための「軌条砦」が残されている。「軌条」とはレールの意味。長さ150m〜200mの鉄製レールがびっしりと斜めに埋め込まれている。いわば中台の軍事対立の象徴だ。同地を訪問した劉賜貴(リウ・シーグイ)アモイ市長は、「これが取り除かれることの意義は大きい」と述べた。

中台の軍事問題については昨年末、胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席が「軍事的交流の活性化」と「相互信頼メカニズムの構築」を盛り込んだ「胡6点」を発表。また、人民解放軍が米アジア太平洋安全保障センター(APCSS)主催の教育コースに参加の意向を示していることから、1949年の分断後初めて中台の軍事関係者が顔を合わせることになるとして注目が集まっている。(翻訳・編集/NN)

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