Record China 2009年3月30日(月) 7時43分
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26日、イタリア在住の中国人が「海外の中国人留学生が次々と失踪する謎」についての考察をブログに発表。留学生だけではなく観光客までが行方をくらます実情に迫っている。写真は南京市で開かれた留学フェア。
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2009年3月26日、イタリア在住の中国人がポータルサイト「捜狐」のブログページに「海外の中国人留学生が次々と失踪する謎」というテーマの文章を発表。留学生だけでなく観光客までもが海外に到着したとたんに行方をくらましている事実を検証している。
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ユーザー名「馬可(マルコ)」と名乗る男性ブロガーは、07年3月29日にイタリアのローマ空港で発生した「マルコ・ポーロ・プロジェクト留学生」の失踪事件を紹介。この中伊両国政府による共同プロジェクトに選ばれた留学生48人がローマ空港到着時には42人しかおらず、残りの6人は姿を消してしまったという。イタリアの華字紙「欧聯時報」の調べでは、42人の留学生のうち現在も大学に残っているのはわずか2人。消えた留学生の行方を追ったところ、5人が学業不振で帰国、他の生徒は経済的理由で次々と学業を放棄し、イタリア国内で違法に就業していた。ローマ空港で消えた6人は、受け入れ先の大学が出迎える前に現地のブローカーと合流しそのまま仕事先に向かったという。
「今では留学生だけでなく観光客も海外で失踪する事件をよく耳にする。中国人のツアー客のうち、帰国したのは添乗員だけという笑えないケースもあるという。海外就労が目的での私費留学や海外旅行が増えているのが最大の原因だが、中国人留学生の勉学に対する姿勢や精神力などの資質自体が低下していて、学業は続かず帰国もできない『宙ぶらりん』の留学生が続出。彼らは失踪した挙句に現地社会の底辺で生きることになる」と指摘している。
「改革開放前の中国人留学生は全員国費留学生で、留学費用はすべて国家負担。ごく一握りの優秀な人間だけに出国のチャンスが与えられていた。彼らは海外でも学業に専念し、立派な成績を収めたものだ」と作者は振り返っている。(翻訳・編集/本郷)
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