狭い、パイロットの裁量権=中国空軍の特徴を分析―米軍準機関紙

Record China    2009年3月31日(火) 7時21分

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24日、米軍の準機関紙が中国空軍の伝統や習慣などを紹介、自国軍との文化的差異を知ることは助けになると論じた。中国軍パイロットの裁量権が非常に制限されているなど、米軍との違いが浮かび上がった。写真は中国軍の戦闘機・J-10。

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2009年3月28日、中国青年報によると、米軍の準機関紙「星条旗(Stars And Stripes)」は24日、中国空軍研究の第一人者、ケネス・アレン氏とのインタビュー記事を掲載、文化や習慣における中国、米国両空軍の違いを紹介した。

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アレン氏によれば、中国空軍パイロットの任務遂行における操作や判断はすべて、司令官が指示を出すことになっており、彼らの裁量権は米軍の新米パイロットより制限されている。また、中国の軍用機のほとんどが手作業で組み立てられるため、パイロットはすべての部品や装備について、説明書なしで学ばなければならないという。同氏は、中国空軍はこれまで優秀な高校生の中からパイロットとなる人材を集めてきたが、その対象を大学生へと転換し始めたと紹介。士官学校で特に優秀な成績を収めた者はパイロットにならず、教官として士官学校に残ることになるとも述べた。

同氏はさらに、中国の空軍士官のほとんどが自動車運転免許を持っていない、昼寝を絶対に欠かさない、高級幹部は軍区の宿舎に退役後も住み続けられる、などユニークな点も紹介した。(翻訳・編集/津野尾)

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