メイド・イン・チャイナの正念場?!老舗メーカーが巨資投じ海賊版対策―中国ブログ

Record China    2009年3月29日(日) 18時11分

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27日、「世界の工場」中国は同時に海賊版のメッカ、結果的に伝統ある中国ブランドまで自国の海賊版に悩まされる。写真は偽造酒の見分け方を表示する北京のスーパー。

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2009年3月27日、「新浪ブログ」に「メイド・イン・チャイナ」が偽造防止に心血を注がなければいけない現状、という内容の文章が載せられた。世界の工場となった中国は、同時に海賊版のメッカともなり、結果的に伝統ある中国老舗ブランドまで自国の海賊版に悩まされている。

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筆者はまず、高級焼酎メーカー「五粮液」が累計7億元(約100億円)を投じ、イタリアやアメリカの技術を用いて3重もの厳重なパッケージを開発したことを挙げ、「白酒の帝王ともあろう同社ですら、製品の開発よりも、ハイテク技術を使って偽物防止に力を入れなければならないとはまさに皮肉」と指摘。また、08年に大問題となった汚染粉ミルク事件にも触れ、「牛乳を飲み国を振興させた日本人、牛乳を飲むことすらビクビクの中国人」と皮肉は続く。生産過程での品質検査強化だけでなく、販売ルートでの偽造防止にも考慮しなければならなくなっており、「中国製」は「海賊版」の代名詞にもなっていると嘆く。

海賊版により著作権が侵害され、中国ブランドの信用が傷付くだけでなく、「中国製」であることそのものが信用を得られなくなっている現状から、海賊版は中国企業と政府に大きな課題を投げかけているという。各社が自衛手段を講じながら海賊版の横行をこのまま眺めているしかないのか、それとも国家が全面的に保護措置を取るのか、「メイド・イン・チャイナ」が正念場を迎えていると締めくくっている。(翻訳・編集/中原)

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