【週末美術館】すべての女性は花である

Record China    2009年3月29日(日) 1時28分

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若手女性画家・夏雲超の一貫した創作テーマは「すべての女性は花である」である。女性の情緒、女性の愛情観、女性の喜びや戸惑い…それらを花の姿態に喩え、大胆に描かれた花の中に、まるで引っ張り込まれそうなエネルギーをたたえた女性の生命の宇宙を展開する。

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若手女性画家・夏雲超(シア・ユンチャオ)の一貫した創作テーマは「すべての女性は花である」である。女性の人生のすべての瞬間にそれぞれの「花盛り」があり、また、すべての女性がそれぞれ自分だけの花を咲かせている。女性の情緒、女性の愛情観、女性の喜びや戸惑い…それらを花の姿態に喩えて描き出すのだ。

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「美しいいのちの循環(美麗的生命循環)」と題された連作では、極端にクローズアップした単独の花卉を若々しい色彩感で描き、見る者に強烈な視覚的インパクトを与える。

雑然とした背景は星くずをちりばめた宇宙空間のようであり、大きな花はそこに悠然と浮かぶ惑星のようだ。あでやかで、しかしたくましさを備えた女性の生命の宇宙が広がり、まるで引っ張り込まれそうなエネルギーを放っている。(文/山上仁奈)

●夏雲超(シア・ユンチャオ)

1978年、河南省社旗県生まれ。若手女性画家。清華大学美術学院で修士課程を修了。大学教師を長年務めたのち、現在は北京を中心にアーティスト活動を展開している。代表作に「美しいいのちの循環」「紅、黄、藍」「枯木逢春」など。

写真提供:匯泰国際文化発展有限公司(中国・天津

※週末美術館では、中華圏のアーティストを中心に日本や世界各地の写真作品、美術作品、書道作品など様々なジャンルの作品をご紹介していきます。

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