2000年の歴史を持つ影絵展示会を開催―福建省福州市

Record China    2006年10月4日(水) 12時19分

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現在「2006年福州中国影絵文物展」が開催されている。訪れた人々は紙を光にかざして影絵を作ったり、色つきの美しい影絵劇に見入ったりして楽しんでいる。

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2006年10月1〜22日、福建(ふっけん)省福州(ふくしゅう)市にある福建博物館で、成都(せいと)博物館と福建(ふっけん)博物館の主催による「2006年福州中国影絵文物展」が開催されている。今回は「三国誌」のストーリーを主なテーマとした、陝西(せんせい)省や四川(しせん)省成都(せいと)市、河北(かほく)省唐山(タンシャン)市など、影絵で有名な地の作品を400点以上公開している。中国では影絵芝居のことを「皮影戯(ピーインシー)」と呼ぶ。皮影戯は2000年前の漢代に陝西省で誕生し、唐宋時代に盛んに行われた。13世紀以降、イラン、アラブ、トルコ、シャム(今のタイ)、ミャンマー、日本、そしてイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアなどの各国に伝わり、その伝播は非常に広範だ。しかし長い歴史の中で受け継がれてきた皮影戯は、農村のライフスタイルの変化やテレビの普及などにより、多くの地域ですたれてしまった。今回の展示会を通して、この古い民間芸術に対し、人々に少しでも理解を深めてもらいたいと関係者は語る。

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