今や中国では消滅?!孔子にもあった「可愛い」精神―日本華字紙

Record China    2009年3月18日(水) 22時15分

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17日、近年中国が力を入れている「孔子学院」により、「敬い」の文化が世界に広められる一方で、日本は「可愛い」の文化を前面に押し出している。この「可愛い」の源は孔子にあるのでは、と日本の華字紙が報じた。写真は台湾のコスプレーヤー。

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2009年3月17日、日本の華字紙「中文導報」によると、中国がここ数年世界各地で積極的に活動を推し進めている「孔子学院」によって、孔子の「敬い」の文化が広まる一方で、日本は「可愛い」の文化を世界に広めているという。

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記事はまず、中国は過去2000年以上にわたり、孔子の教え「敬い」を精神の軸とし、世界に対しても強く印象付けてきたと指摘し、孔子は中国の伝統文化を代表する人物だと述べる。次いで、その孔子にも「可愛い」を尊ぶ一面が見られると分析する。「論語」によると、孔子が弟子たちに将来の志を尋ねたところ、誰もが模範的な言葉を口にする中、曾セキ(セキは「析」の下に「日」)(「点」と呼ばれている)だけが「春になったら、できあがった春服を着て、若者らをつれて遊びに出かけたいです」と答えた。すると、孔子は「吾与点也」(私も曾に賛同する)と話した。国をいかに治めるか、といった壮大なことは口にせず、今自分にできる楽しいことを語った曾の飾らない言葉に孔子は賛同し、生命の意義を見いだした。ほのぼのとした話だが、ここに中国版「可愛い」の文化があるのだという。

日本のアニメ漫画文化は世界に広まっている。先日、外務省が「カワイイ大使」を任命したことが中国でも話題になったが、日本には孔子の教えを長く受け入れ追及してきた歴史があり、孔子にも見られる「可愛い」の文化を日本は独自の文化として昇華させたと指摘。中国は目下「敬い」文化一辺倒だが、中国のどこにいけば、孔子発の「可愛い」は見られるのか、と記事は締めくくられている。(翻訳・編集/岡田)

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