Record China 2009年3月17日(火) 12時32分
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14日、北京外国語大学の丁啓陣教員はブログで「融通の利かない日本人」と題する文章を発表した。中国人と正反対の「融通の利かなさ」だが、決して悪い面ばかりではないとしている。資料写真。
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2009年3月14日、北京外国語大学の丁啓陣(ディン・チージェン)教員はブログで記事「融通の利かない日本人」を発表した。
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丁教員は担当クラスで朝8時からの授業を10時からに変更したいと提案した。朝は苦手な学生たちだけに全員が賛成するだろうと考えていたが、一人の日本人学生だけが最後まで納得しなかった。その理由は「自分は早起きに慣れているから」というもの。同級生たちが自習するなり別の勉強ができるではないかと説得したところ、その学生は最後には「授業時間が変わったら気分が悪いから」と理由にならないような理由で抵抗を続けたという。
日本で教鞭を振るった経験を持つ丁教員にとって「日本人の融通の利かなさ」はよく知るところだという。例えば長期休暇で仕事がなくとも丁教員は中国に一時帰国することは許されない。帰国するには学会出席などの理由をつける必要があったという。ほかにも貴重書を所蔵するある市立図書館を訪問したところ、職員と顔見知りの大学教員も一緒だったにもかかわらず、紹介状がないとして入館を断られたこともあったのだとか。
ただ、丁教員はこうした「融通の利かなさ」は決して悪い点ばかりではないと考えている。すなわち中国では「三拍」決定(頭を叩いてプランを思いつき、太ももを叩いてプロジェクトを決定、机を叩いて責任を人に押しつける)に朝令暮改と、規則も原則もないではないか、と指摘する。また、日本人学生についても、教員に加え同級生全員を相手取って自分の権利を訴えたその態度はなかなか勇気があると言えるのでは、と評価している。(翻訳・編集/KT)
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