2009年3月11日、11日付経済参考報によると、中国汽車工業協会が10日発表した中国の2月の新車販売台数は前年同月比24．72％増の82万7600台と、米国の68万9000台を抜いて2カ月連続で世界トップとなった。

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生産台数は23．08％増の80万7900台。生産・販売がともに80万台を超えるのは、08年6月以来、8カ月ぶり。中国政府が自動車販売増を狙った産業支援策を打ち出したことが奏功した上、中国中南部を襲った記録的な大雪の影響で比較対象となる昨年2月の新車販売が大幅に落ち込んだことが、大幅な伸びにつながった。

メーカー別の新車販売台数は、上海汽車集団が16万9500台でトップ。以下、第一汽車集団が11万4100台、東風集団が10万4400台、長安集団が9万3500台、北汽集団が8万0600台と続いた。

1−2月の累計は生産が前年同期比1．16％減の146万4900台、販売が2．70％増の156万3600台となった。生産と販売の差は10万台にとどまり、企業の在庫圧縮が進んだとみてとれる。

1−2月の新車販売を項目別にみると、乗用車が5．81％増の121万7900台、商用車が6．94％減の34万5700台。乗用車は自動車取得税が50％軽減された排気量1600cc以下の小型車の販売増が全体をけん引した。

中国の旧正月に伴う大型連休は2月にあたることが多いが、今年は1月にあたったため、単月での前年比較より、1、2月の累計の方が市場情勢をより正確に把握できるといえる。（翻訳・編集/HI）