2009年3月11日、成都商報によると、四川省成都市のある幼稚園で、5〜6歳の幼稚園児が修学旅行で日本へ行くという。

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この“修学旅行”、6日間の日程で費用は1人1万1800元（約17万円）。日本科学未来館や東京ディズニーランド、幼稚園・小学校、牧場などを見学する予定。父兄が同行するとなると、さらに1人につき1万1200元（約16万円）が加算され、一般的なツアー旅行と比べてかなりの割高となっている。参加は自由となってはいるものの、周りの親が行かせるとなれば、我が家も…となるのが人情というもの。しかし、経済的な負担が大きいだけでなく、「これほど幼い子供を海外へ行かせることに果たして意味があるのか？」と疑問視する声が出ている。

幼稚園側は「幼いうちに海外へ行かせることで貴重な経験が得られるはず」としているが、児童教育の専門家からは「幼い子供には文化の違いなどを理解することもできず、海外へ行かせることに大きな意義は感じられない。それよりも、子供にストレスを与えたり、事故に遭うなどのリスクのほうが心配だ」として、こうした修学旅行の実施に対して懐疑的な意見を述べている。（翻訳・編集/岡田）