Record China 2009年3月6日(金) 3時13分
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4日、海南島のある村で村人たちが100年近くもの長い間大切にまつっていた「神の石」だが、不思議な音を発するという石の所有権をめぐり、2つの村が激しい争奪戦を繰りひろげているという。
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2009年3月4日、たたく場所によって8つの違った音が出る不思議な石をめぐり、海南省老城鎮孟楽村と石村の間で激しい争奪戦が勃発しているという。地元紙「南国都市報」が伝えた。
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孟楽村の副村長によると、「神の石」は同村北部の荒れた草地に位置し、重さ約1.5tほどの大きさ。たたく場所によって「ドレミファソラシド」の各音が出るため、昔は「八音石」と呼ばれていた。孟楽村では数十年前から(一説では100年前から)この石を「神の石」として大切にまつってきたという。
最近になって、海口市人民政府が孟楽村を政府施設の建設予定地として接収したため、全村民の移住とともに「神の石」も移動することになった。ところが隣村の石村が孟楽村より先に動いた。1日午前9時、トラックとショベルカーに乗ってやってきた石村の村民らはあっという間に石を掘り起こし、同村に持ち帰ってしまった。これを知った孟楽村は激怒。警察や老城鎮人民政府に「石村に盗まれた」と訴えたが、石村は「『神の石』があった場所はもともと石村の土地」と主張。老城鎮人民政府は「石を拝むなどの迷信行為はあってはならない」と批判しながらも、「『神の石』がどちらの村に帰属するかは、双方の村の代表者による話し合いで解決する」としている。
ちなみに問題の「石」は石村に移されて以降、不思議な音が出なくなったという。(翻訳・編集/本郷)
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