<ロンドン五輪>次々去る外国人監督、「金メダル獲得数は40個以下」―中国

Record China    2009年3月3日(火) 14時33分

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1日、国営テレビ局アナウンサーの白岩松氏は、外国人監督が次々去っていく中国のスポーツ界の状況について、「ロンドン五輪での金メダル獲得数は40個を超えられないだろう」との意見を発表した。写真は北京五輪ボクシング男子ライトフライ級金メダルの鄒市明選手。

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2009年3月1日、中国の国営テレビ局・中央電視台(CCTV)の名物アナウンサー、白岩松(バイ・イエンソン)氏は、外国人監督が次々去っていく中国のスポーツ界の状況について、「ロンドン五輪での金メダル獲得数は40個を超えられないだろう」との意見をネット上で発表した。羊城晩報が伝えた。

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白アナウンサーは、中国で人気のある3大ボールゲーム(バレー、バスケット、サッカー)だけでなく、その他の競技でも北京五輪後に外国人監督から中国人監督への交替が進んでおり、五輪前に40人近くいた外国人監督・コーチが現在は1人しか残っていない、と指摘する。

各競技の協会は「金銭面の問題や長期的視野に立って中国人監督の能力育成のため」などを理由として挙げている。しかし、白アナウンサーは「五輪前、外国人監督があれほど多かったのは目前の成績だけを追及することが目的だった。つまり中国人監督の実力不足を象徴していたのではないか?」と語る。

外国人監督が次々と去っていく状況について、白アナウンサーは「このままロンドン五輪に臨めば、50個はおろか40個の金獲得も無理、30個超がやっとではないか。心配なのはさまざまな競技で成果を求める気持ちが衰え、外国人監督に教えを請う勇気や願望がなくなってきていることだ」とし、「ロンドン五輪のプレッシャーが近づく1、2年後に再び外国人監督に任せるようなことになるなら、われわれは今一体何をしているのだろう」と疑問を呈している。(翻訳・編集/HA)

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