<金融危機>企業接待が大幅減、ホステスたちも節約生活へ―中国

Record China    2009年2月22日(日) 19時50分

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21日、世界的な景気後退が、中国の「夜の業界」にも暗い影を落としている。接待費の大幅カットを打ち出す企業が相次いでおり、稼ぎの減ったホステスたちの生活も大きく変化しているようだ。写真は山東省済南市のカラオケクラブ。

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2009年2月21日、世界的な景気後退が、中国の「夜の業界」にも暗い影を落としている。接待費の大幅カットを打ち出す企業が相次いでおり、ホステスたちの生活も大きく変化しているようだ。台湾紙・中国時報が伝えた。

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旧暦の大みそか、上海の有名なナイトクラブやカラオケボックスでも華やかな照明とは裏腹に、言い知れぬ不安感が立ち込めていたという。「景気が悪くて客が少ないのに、ホステスの数が多い」と話すのは台湾出身ビジネスマンの林(リン)さん。彼が訪れた店では、1つのテーブルに6回も女の子たちを入れ替えて、ようやく客に指名させるほどホステスが余っていた。

稼ぎが多いぶん、消費も多いホステスたち、日常生活でも節約と向き合い始めたようだ。携帯電話の最新機種、ブランド品の話題で盛り上がったのも昔のこと。いまでは安い賃貸物件やルームシェアの相手探しが話の中心だ。仕事が終われば食事に繰り出し、派手にお金を使うこともめっきり減った。露店で焼餅(ゴマ付き焼きパン)を5元(約68円)で売る女性店主によれば、ホステスたちが仕事帰りに立ち寄るため、以前より儲かっているそうだ。(翻訳・編集/SN)

こうした中、東京・上野広小路では、初回客に限り60分1000円(追加料金なし)というキャバクラ(CLUB JAPAN)が話題を集めている。食品メーカー出身の馬場智也店長によると、不景気でお客様の財布のひもも固くなっており、店の楽しさを知ってもらうために始めたという。

1000円と言っておきながら、追加料金をどんどん上乗せしていく店が多い中、手堅い堅実な経営手法だ。夜の世界も生き残りをかけて、熾烈な競争が激化している。

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