Record China 2009年2月19日(木) 18時19分
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17日、湖北省から広州市に出稼ぎに来た男が、仕事は見つからず、大事な財布は盗まれて人生を悲観し、広州駅前広場で手首を切り自殺を図った。命はとりとめたが、彼はこの先どうすればいいのだろうか。写真は広州駅。
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2009年2月18日、南方日報によると、広東省広州市の広州駅西口広場で17日、1人の若い男が左手首を切って自殺を図った。
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2月8日に、湖北省から広州市に出稼ぎに来た李さん。実家は農業だが、暮らしは少しも良くならず苦しくなるばかり。そんな状況を打破しようと初めて出稼ぎを決意。広州到着後すぐに仕事を探したが、李さんの希望する溶接工や修理工の仕事はない。企業の清掃係の募集はあったが、給料が低くてNG。そのうちに彼の大事な財布が盗まれてしまった。財布にはわずかなお金と銀行のキャッシュカードが入っていた。
それからは飲まず食わずで野宿の毎日。故郷の家族に連絡する気力もなく、誰かに助けを求める心境にもなれない李さんは精神的に追い詰められ、気づくと広州駅の前に来ていた。なけなしの金でタバコを1箱買い、広場に座り込みながら自分と同じ出稼ぎ労働者の群れを見ていた。1時間ほど猛然とタバコを吸い続けている彼の姿は周囲の人々には奇妙に映ったという。そのうち李さんの足元に血だまりができ、てっきり彼がケガをしていると思った人々が駆け寄ってたずねるが李さんはしゃべらない。そのうちの一人が警察に通報し、救急車も呼ばれて李さんはすぐに病院へ搬送された。
幸い手首の傷は軽く李さんは助かったのだが、彼はこれから先どうすればいいのだろうか?(翻訳・編集/本郷)
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