2009年2月18日、18日付広州日報によると、国家発展改革委員会の張暁強副主任は17日、月刊誌チャイナ・ブリーフィングの取材に対し、人民元相場について「元はいかなる上昇圧力も受けていないない。景気が後退し、失業率が上昇している情勢下では、1米ドル＝6．95−7．00元に下がる可能性がある」と述べた。

【その他の写真】

人民元の切り下げに示唆した格好だが、今週20日のヒラリー・クリントン米国務長官の訪中が近いだけに、市場関係者の間では、「人民元切り上げを求めてくるだろう米国へのけん制にすぎない」との声もある。

人民元の対米ドル相場は、ここ数カ間は1米ドル＝6．83−6．84元の水準で推移しており、以前の上昇ペースが止まっている。中国人民銀行（中央銀行）が18日朝に発表した取引基準となる「中間値」は1ドル＝6．8363元だった。（翻訳・編集/HI）