話題の台湾映画「海角七号」本土公開初日はさんざん、海賊版の横行で―中国

Record China    2009年2月16日(月) 18時18分

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14日、台湾映画史上で最大のヒットを記録した「海角七号」が中国本土でロードショーとなったが、すでに海賊版が多く出回っていたため、初日の興行成績は期待を裏切るものとなった。写真は同作のポスター。

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2009年2月15日、台湾映画史上で最大のヒットを記録した「海角七号」が14日、中国本土でロードショーとなったが、すでに海賊版が多く出回っていたため、初日の興行成績は期待を裏切るものとなったと伝えられた。台湾・今日新聞の報道。

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日本統治時代の台湾を舞台に、日本人と台湾人の恋愛を主軸に据える「海角七号」は昨年、台湾映画としては台湾で過去最高の興行収入を上げた大ヒット映画で、「台湾のアカデミー賞」ともいえる08年の金馬賞で最優秀作品賞など5部門を制覇、台湾で活動する日本人女優の田中千絵が出演していることでも話題となった。しかし、そのストーリーが「日本統治時代を美化するもの」として、中国本土での上映が懸念されていたとも伝えられていた。

その影響もあってか、本土では正月映画としての上映が間に合わず、バレンタインデー上映となった本作は、上海での公開初日に満席を記録することはなく、ある映画館では300席のうち60席しか売れなかった回もあったようだ。

実は公開に大きく先立って、中国本土では広く海賊版が横行。DVD1枚が5〜7元(約67〜94円)という破格で販売された一方、映画館のチケットは1枚60元(約800円)という現実は、興行成績に重くのしかかった。さらに劇場公開版は、本土公開にあたって本篇から30分が削除されており、状況はなかなか苦しい模様だ。(翻訳・編集/愛玉)

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