「保守にして革新」=日本文明の特徴とは?―中国紙

Record China    2009年2月15日(日) 12時49分

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13日、環球時報は記事「日本はなぜ独立した文明なのか?決して完全に欧米化したわけではない」を掲載した。故サミュエル・ハンチントン氏の研究に依拠して日本社会の特徴を紹介した。写真は東京。

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2009年2月13日、環球時報は記事「日本はなぜ独立した文明なのか?決して完全に欧米化したわけではない」を掲載した。故サミュエル・ハンチントン氏の研究に依拠して日本社会の特徴を紹介した。

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1998年12月、ハンチントン氏は東京で講演した「21世紀日本の選択」(のちに『文明の衝突と21世紀の日本』集英社新書に収録)で世界は今後7から8のグループに分かれると主張した。そのグループとは文明を基軸として結集するもので、ヒンドゥー文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明、東方正教会文明、中華文明、イスラム文明、アフリカ文明、そして日本文明があげられている。唯一、一つの国家だけで文明圏を築くとされた日本は明らかに異質な存在だ。

ハンチントン氏のいう文明とは固有の価値観、振興、社会制度、社会構造を持つものを指す。明治維新、第二次大戦の敗戦と近代以後2回も大きな転換点を迎えた日本は、一見完全に欧米化したように見えつつも独自の要素を守り続けている。こうした外来の文化を大胆に取り込む「保守にして革新」であることが日本の特徴だという。(翻訳・編集/KT)

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