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夏牧場から越冬地に移動するカザフ族の遊牧民とその家畜たち。
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2006年9月24日、カザフ族の遊牧民たちは家畜にフェルト製のテントを載せ、アルタイ山深くにある夏牧場から越冬のための定住地に急いで帰ってきた。毎年4月、新疆アルタイ(阿勒泰)地区で生活するカザフ族の遊牧民たちはみなアルタイ山の牧道に沿って、山奥にある水や草の豊かな夏牧場に移動する。そして9月になると、夏牧場から越冬する定住地に帰る。季節に従って場所を変えるのは、彼らの遠い祖先から連綿と続けられてきた生活の方式である。コンクリートだらけの都会や人間関係にしばられて生きる私たちには、雄大な自然に囲まれた彼らの自由な生活がうらやましくも思える。
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