<中仏>略奪された中国の国宝級動物像、オークション出品「中止せず」―パリ

Record China    2009年2月13日(金) 5時40分

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12日、1860年に英仏連合軍の略奪を受け流出した北京・円明園の十二支像2体がパリのオークションへの出品を取り止めたと報じられた件で、主催者するクリスティーズ側はこれを否定した。写真は05年12月、江蘇省蘇州市で無料公開された十二支像。

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2009年2月12日、1860年に英仏連合軍の略奪を受け流出した北京・円明園の十二支像2体がパリのオークションへの出品を取り止めたと報じられた件で、主催するクリスティーズ側はこれを否定した。東方網が伝えた。

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問題となっているのは十二支像のうちのネズミと兎。クリスティーズは昨年、今月23日から25日に開催するオークションでこの2体を出品すると発表し、中国国内で反発が強まっていた。だが、最近になってフランス紙が「中国国内の反発と圧力により出品は中止された」と報道。ところがクリスティーズ側はすぐに、この報道を否定する声明を出した。

中国政府はこれまで2体を「盗まれた物」として返還を求めて来たが、持ち主が高額での買い取りを要求し、交渉は打ち切られていた。また、中国の弁護士81人が連名でオークションの中止と返還を求める書簡を出したが、何の回答もないという。

代表の劉洋弁護士は「愛新覚羅家の家族会が原告となり、訴訟を起こす準備をしている。3日以内に回答がなければすぐに行動にうつすつもりだ」と話している。(翻訳・編集/NN)

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