Record China 2009年2月7日(土) 9時56分
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5日、貴州省遵義市桐梓県で地下から噴出した石炭層ガスによるものと思われる発火現象が各地で見られ、周辺住民を怖がらせている。
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2009年2月5日、貴州省遵義市桐梓県の各地で、地下から噴出した石炭層ガスによるものと思われる発火現象が見られ、周辺住民を怖がらせている。北京科技報が伝えた。
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最初に発火現象が見られたのは昨年11月。同県燎原鎮橋頭村に開通した道路脇の山で複数の小さな火が燃えていた。火は雨が降っても消えずどんどん大きくなる一方。当初はその火を使って湯を沸かしたり豚を焼いたりしていた村民たちもさすがに怖くなり、今年1月、地元の警察に通報した。
原因について、中国地質大学の焦養泉(ジアオ・ヤンチュエン)教授は「石炭層ガスが発火したもの」という見解を示した。貴州省は有名な石炭の産地。燎原鎮にも炭鉱が4か所ある。同教授は「火が石炭層に燃え移ったら大変だ」と指摘した。石炭層の火は数十年から100年間も燃え続け、有毒ガスなどを周囲に撒き散らすという。オランダの科学者が中国における石炭層火災の被害を調査したところ、空気中に排出される二酸化炭素の量は全世界の2%から3%に当たる年間36億トンに達していた。
同教授はまた、「石炭層が燃え続けることで地面の陥没も予想できる。また、石炭層ガスが漏れ出したということは地質構造に何らかの変化があったということだ」と指摘。桐梓県は黔北山地と四川盆地の境目にあることから、地震の前兆である可能性もあるとして関連部門に調査を依頼した。(翻訳・編集/NN)
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