<中華経済>1月=CPI上昇率は1%以下、複数アナリストが予想―中国

Record China    2009年2月4日(水) 7時17分

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3日、中国の09年1月のCPI(消費者物価指数)について、国内の複数のアナリストが前年同月と比べた上昇率が1%以下に落ち込むとの予想したと伝えられた。

2009年2月3日付の第一財経日報によると、中国の09年1月のCPI(消費者物価指数)について、国内の複数のアナリストが前年同月と比べた上昇率が1%以下に落ち込むとの予想を示した。

中国国際金融有限公司(CICC)は1月のCPI上昇率を0.4−0.6%と予想。食品価格は1月下旬の春節(旧正月)効果や季節的な要因で、豚肉・鶏卵・野菜などの農産物が値上がりしたが、比較対象となる前年の価格が高かったこともあり、1.9−2.1%の上昇にとどまるとみている。食品以外の項目に至ってはマイナス0.1−0.35%に下落すると予想した。

興業銀行の首席アナリストも、非食品価格のマイナスを根拠に1月のCPI上昇率を0.6−1%とする予想を示した。

1月のPPI(生産者物価指数)に関しては、2カ月連続のマイナスが確実視されている。CICCでは、前月比マイナス0.5−1%、前年同月比マイナス2.5−2%の下落幅を予想した。

国家統計局が先ごろ発表した08年12月のCPIは前年同月比1.2%上昇し、上昇幅は前月を1.2ポイント下回って8カ月連続で低下。PPIの上昇率もマイナス1.1%と、4カ月連続で大幅に低下した。

申銀万国証券研究所は、「CPIとPPIの伸びがともに低下している情勢下、中国人民銀行(中央銀行)が今月から来月にかけて追加利下げを実施する余地は大きい」との見方を示した。(翻訳・編集/HI)

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