犯罪取り締まりキャンペーン開始、すでに81人を拘束―チベット自治区

Record China    2009年1月30日(金) 13時32分

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28日、米メディアは中国チベット自治区で18日から42日間に及ぶ「犯罪取り締まりキャンペーン」が始まり、すでに数十人が逮捕されたと報じた。写真はチベット・デプン寺。

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2009年1月28日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの中国語版は、中国チベット自治区で18日から42日間に及ぶ「犯罪取り締まりキャンペーン」が始まり、すでに数十人が逮捕されたと報じた。

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米AP通信がチベット現地メディアの報道を引用して伝えたところによると、この冬季「犯罪取り締まりキャンペーン」は18日から、ラサ市公安局が市内全域に警察官600人とパトカー160台を動員して行われている。これまでに7つの居住区、1922棟の賃貸住宅、14軒のホテル・旅館、3軒のネットカフェで一斉摘発が行われ、5766人が職務質問を受け、81人が犯罪行為の疑いで拘束された。うち2人は携帯電話に「反動ソング」を保存していたことによるものだった。

今年は1959年3月10日に起きた「チベット蜂起記念日」からちょうど50周年に当たるため、AP通信は「中国当局は相当神経を尖らせている」と指摘。チベット亡命政府のダワ・ツァリン駐台代表は、「中国当局のこうしたやり方は時流に逆行しているばかりか、植民地支配の典型だ」と非難した。

一方、同自治区のレチュク(列確)主席は19日に開かれた第9回人民代表大会第2次会議の閉会式で、「チベットは現在、非常に敏感な時期。国の安全とチベットの安定を守るため、敵の動きを注視し、常に臨戦態勢を保たなければならない」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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