Record China 2009年1月26日(月) 18時30分
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23日、重慶市の文化保護施設に指定されている金剛塔が、ネット小説に影響を受けた「にわかトレジャーハンター」の擬似発掘行為などによって荒され、損傷が深刻化している。
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2009年1月23日、重慶商報の報道によると、重慶市の文化保護施設に指定されている金剛塔が、ネット小説に影響を受けた「にわかトレジャーハンター」の擬似発掘行為などによって荒され、損傷が深刻化している。
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この塔は、重慶市政府が1930年頃、道路建設のために墓地を移設した際、多くの無縁仏が発見されたため、その霊を祭る目的で建てられたもので、現在は同市の文化保護施設に指定されている。
塔の損傷が深刻な理由について、同市文化広報局の専門家は「年月の経過だけでなく、人気インターネット小説『消えた上清寺』の影響が大きい」とし、「読者は小説内に登場する塔の内部に宝物が隠されていることを読んで、金剛塔内部にも宝物があると信じ、にわかトレジャーハンターに変身するのだろう」と指摘している。
付近の住民は「これまでに少なくとも100人以上が宝探しにやって来た」と話し、「塔の扉をこじ開けようとしたり、塔に登ったりするだけでなく、08年の春には塔を保護するために設けた周囲の壁の一部を壊した者もいた」と証言する。
これを受け、市文化広報局では2月に大規模な修繕工事を行うことを決定。同時に管理人室を設置し、「にわかトレジャーハンター」の「発掘」を防止する方針だとしている。(翻訳・編集/HA)
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