2009年1月20日、江蘇省高郵市の夫婦が失踪した娘の代わりに5000元（約6万6000円）で一緒に春節（旧正月）を過ごす女の子の募集広告をインターネット上に掲載し、物議を醸している。大洋網が伝えた。

「娘の身代わり」を募集しているのは、居栄華（ジュー・ロンホワ）さん（41）とその妻。募集要項は「春節を一緒に過ごしてくれる15歳以下の女の子」だ。居さん夫妻には中学1年生の1人娘、居蒙（ジュー・モン）さん（13）がいたが、国慶節（建国記念日）休み中の昨年10月3日、友人とスケートをしに出かけたまま行方が分からなくなった。警察の調べでは、その晩、蒙さんらしき女の子の自転車を男2人がひいている姿が目撃されたが、それ以外の有力な手掛かりはない。また、蒙さんが教師からひどい体罰を受けていたことも判明した。蒙さんの同級生は、「蒙さんは随分前から家出を考えていた」とも証言している。

「毎日泣き暮らしている」という居さん夫妻は、「正月くらい明るい気分で迎えたい」のだという。そのため、「心の隙間を埋めてくれる女の子がいたら」と思ったのだそうだ。ネット上では賛否両論巻き起こっているが、「お金で人の心は買えない」という意見が大半を占めているという。（翻訳・編集/NN）