<汚染粉ミルク>輸入乳製品が6割の高騰、量も倍増―中国

Record China    2009年1月19日(月) 18時12分

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18日、汚染粉ミルク事件以降、輸入乳製品の価格が60%以上も上がっていることが深セン税関の調べからわかった。また、乳製品輸出入の価格差も広がっている。写真は中国のスーパーに並ぶ米国製粉ミルク。

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2009年1月18日、信息時報によると、「三鹿集団」による汚染粉ミルク事件以降、輸入乳製品の価格が大幅に上昇していることが、このほど深セン税関の調べでわかった。

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深セン税関の統計によると、「三鹿集団」の粉ミルクに有害物質メラミンが混入していたことが明るみに出た後、海外からの乳製品輸入量が急速に増加、2008年9〜12月、深セン港に輸入された乳製品は514.1tで、月平均輸入量が1〜8月と比べて2.1倍、輸入平均価格は2507.6ドル/tで、66.2%も価格が上がったという。

一方、中国産乳製品の輸出の落ち込みは激しく、08年9月には1235tだったのが10月には69.3%減の368.5tまで減少した。その後は検査態勢強化などの対策により輸出は回復し、9〜12月の月平均輸出量は1196tで、1〜8月の月平均と比べ0.8%増にまで持ち直した。

また事件後は、乳製品の輸出入価格の差が以前にも増して広がっている。08年1〜8月には価格差が1tにつき898.1ドルだったのが、9〜12月には1848ドルになっており、国内産業への影響が懸念されている。(翻訳・編集/岡田)

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