校内暴力・いじめが深刻化、4人に1人は被害体験あり―中国

Record China    2009年1月19日(月) 11時1分

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2009年1月、広東省東莞市政治協商会議の占少雲常務委員は校内暴力が深刻な問題となっていると発言、注目を集めている。写真は中学校の授業。

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2009年1月、広東省東莞市政治協商会議常務委員、学校教師の占少雲(ジャン・シャオユン)氏は校内暴力が深刻な問題となっていると発言、注目を集めている。16日、広州日報が伝えた。

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近年、中国では校内暴力やいじめの問題が深刻化している。学級崩壊やマフィアと結託した不良グループの出現が伝えられるほか、昨年末には同級生の女子生徒を全裸にした様子を撮影、動画共有サイトにアップする事件が発生し、中国社会に衝撃を与えた。

占委員は学校生徒900人を対象に実施した校内暴力に関する調査結果を発表した。その結果は驚くべきものだった。67%の生徒は身の回りに校内暴力があると回答、18%が自分の学校は安全ではないと回答、そして26%が校内暴力の被害にあったと回答している。校内暴力の問題には保護者も敏感となっており、調査によると90%以上が学校での子どもの安全が不安だと回答している。

占委員は解決策として子どもたちに読書を勧め、理性と思索の能力を高めることで校内暴力をなくすべきと提言している。また、子どもたちのストレスを取り除くため学校の始業時間を遅らせる、保護者への教育などが必要だと主張した。(翻訳・編集/KT)

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