Record China 2009年1月15日(木) 11時14分
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13日、韓国の双龍自動車労働組合は中国大使館を包囲、デモを行った。労働組合は破綻した双龍の筆頭株主・上海自動車が技術を盗み、買収当初約束した投資を実施しなかったと批判している。写真は上海モーターショーに展示された双龍ブランド車。
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2009年1月13日、韓国の双龍自動車労働組合は中国大使館を包囲、デモを行った。労働組合は破綻した双龍自動車の筆頭株主・上海自動車が技術を盗み、買収当初約束した投資を実施しなかったと批判している。14日、環球時報が伝えた。
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双龍自動車は韓国5位の自動車メーカー。2004年に中国の上海自動車が株式を買収し、傘下におさめた。昨年12月に経営危機に陥ったが、上海自動車は資金援助の条件として韓国政府による救済、労働条件の緩和などを求め、その交渉は難航。法廷管理(日本の会社更正法に相当)を申請し破たんした。
労組は上海自動車が技術獲得目的で買収し、目的を達したために破綻させたと批判している。また買収当初、上海自動車は10億ドル(約889億円)の資金援助を約束していたが実施されなかったことも破たんにつながったと主張した。一方、上海自動車は環球時報の取材に対し、双龍自動車の中国での販売拡大に協力してきたとコメント、技術を盗んだというのはいわれのない非難だと反論した。また資金援助は上海自動車とは別の中国企業が約束していたもので、労組はその責任まで上海自動車におしつけていると指摘した。
労組側は訴訟に踏み切る姿勢を示しているが、韓国に法人も代表所もない上海自動車を相手取って裁判することは難しいと法曹関係者は見ている。問題に解決の糸口が見えないまま事態は拡大しており、韓国メディアは今後中韓の国際問題に発展する恐れもあると伝えている。(翻訳・編集/KT)
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