<鳥インフル>根絶は困難、突然変異で大災害の可能性も―中国

Record China    2009年1月10日(土) 9時55分

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9日、中国疾病予防管理センターのウイルス予防管理所の舒躍龍副所長は中国新聞社の取材に答え、中国の鳥インフルエンザの現状についてコメントした。写真は中国の市場に並んだニワトリ。

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2009年1月9日、中国疾病予防管理センターのウイルス予防管理所副所長、国家インフルエンザセンター主任の舒躍龍(シュー・ユエロン)氏は中国新聞社の取材に答え、中国の鳥インフルエンザの現状についてコメントした。

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中国における、H5N1型鳥インフルエンザの人への感染はこれまでに30人、うち20人が死亡している。このなかには先ごろ北京で確認された感染例も含まれている。地域的に見ると南方での感染が多く、都市よりも農村での感染者が多い。感染源が不明なケースをのぞき、ほとんどの感染者は死亡した鳥を触ったり、市場を訪れたなど鳥との接触が認められる。ただし鳥インフルエンザに感染した人間と長期にわたり接触していた場合、人から人に感染する可能性も否定できないという。

舒副所長は鳥インフルエンザの人間への感染は根絶することは難しく、今後も散発的ながらも継続するとの見方を示した。現在は人間への感染力はきわめて低いが、もし突然変異によりウイルスの感染力が高まれば、多くの人命にかかわる一大事となる。そのため、「感染を防ぐ予防業務が極めて重要である」と自身の責務の重さについて語っていた。(翻訳・編集/KT)

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