Record China 2009年1月11日(日) 14時31分
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9日、隋唐時代のものと思われる白色人種の遺骨6体が、寧夏回族自治区固原市の墓地から出土していたことが明らかになった。同時にササン朝のピールーズ銀貨1枚が出土したことから、遺骨はペルシャ系ソグド人のものと推測されている。
2009年1月9日、寧夏回族自治区固原市の隋唐時代の墓地考古発掘に関する報告で、出土した40体の遺骨に、中国内陸部では初めてとなる、白色人種のものが6体含まれていたことが明らかになった。同時に出土したササン朝(226〜651年)のピールーズ銀貨から、遺骨はペルシャ系ソグド人のものと推測されている。光明日報が伝えた。
4世紀以後、ソグド人は中国辺境に移住し始め、徐々に都に向かって行ったと考えられている。唐朝の最盛期には、多くのソグド人が貿易、布教、留学の目的で訪れ、或いは人質として送られて来た。
この度出土した6体の遺骨は、それぞれ隋唐時代の4つの墓から出土した。中国社会科学院考古研究所の人骨鑑定専門家、韓康信(ハン・カンシン)氏によれば、これらの頭蓋骨の形状は白色人種の特徴が顕著に表れているという。考古学の研究から、渡来したソグド人は当初同族間での通婚と埋葬の習慣を守っていたが、次第に唐文化の影響を受けるようになり、埋葬の形態も漢族化していったことが分かっている。
この遺骨の出土は、同地域における隋唐時代の異民族の生活と埋葬、中国と西洋文化の交流についての研究にとって貴重な資料となる。(翻訳・編集/津野尾)
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