Record China 2009年1月11日(日) 8時30分
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9日、中国の小麦生産地で干ばつによる被害が拡大を続けている。主要な生産地である河南省などの6省で干ばつ被害を受けた耕地は約5万5000平方キロメートルにのぼるという。写真は山東省の小麦畑。
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2009年1月9日、第1財政経済日報によれば、小麦生産地で干ばつによる被害が年々拡大を続けている。
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中国農業部が明らかにしたところによれば、主要な小麦の生産地である河南省、安徽省、河北省、山東省、山西省、甘粛省の6省で干ばつ被害を受けた耕地は8140万ムー(約5万4269平方キロメートル)にのぼり、前年同期比で6430万ムー(約4万2868平方キロメートル)も増えたことになる。
とくに、1月4日までに、河南省で深刻な被害を受けた小麦の耕地面積は3690万ムー(約2万4601平方キロメートル)にものぼる。同省泌陽県のある村の農家では、20ムー(約1万3340平方メートル)で小麦を栽培しているが、前年の収穫高が500kgで1万7000元(約22万6400円)以上の収入があったものの、今年は作物が枯れ、収穫高は前年の半分以下になってしまうと嘆いている。
2008年11月上旬〜12月下旬は、河南省全体の平均降雨量が例年よりも76%も少ない。これは1951年以来、最も降雨量の少なかった年の1つに入るが、その一方で、平均気温は1961年以来最も高くなった。同省農業庁によれば、今後もまとまった降雨は見込めず、干ばつはさらに拡大すると見られており、農業部は各省に専門家グループなどを派遣し対応にあたっているという。(翻訳・編集/岡田)
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