恐怖!白髪染めシャンプーに発ガン物質―広東省広州市

Record China    2009年1月7日(水) 18時37分

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5日、中国の国営テレビ局・中央電視台による悪質商品の告発番組「毎週質量報告」が4日放送した内容によると、白髪染め効果をうたった市販のシャンプー数品目に発ガン性物質が含まれていることが判明した。写真はスーパーの白髪染めシャンプー売り場。

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2009年1月5日、中国の国営テレビ局・中央電視台による悪質商品の告発番組「毎週質量報告」が4日放送した内容によると、白髪染め効果をうたったシャンプー数種類に発ガン性物質が含まれていることが判明した。中国新聞網が伝えた。

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番組では、広州市在住の房(ファン)さんの事例を紹介。房さんが白髪染め効果をうたったシャンプー「一洗黒」を使用したところ発熱し、風邪のような症状が見られた。翌日、症状はさらに悪化。頭部や顔に湿疹や水ぶくれができたため病院で診察を受けたところ、高濃度の酸やアルカリなど化学物質による接触皮膚炎と判明。房さんは広州市の食品薬品監督管理局へ訴えた。

同局の調査では、市内で販売されている同様のシャンプー約30品目は、いずれも漢方成分や天然植物性成分の使用を表示し、安全性を売り物にしていた。しかし実際には、5品目から不認可の化学物質が確認された。さらに4品目からは、毛皮などを染める工業用原料で発ガン性が高いため使用が禁止されている化学物質(m−フェニレジアミン)が確認された。

記者が製造企業を取材したところ、製品に表示されている成分の漢方材料や植物性原料は一切なく、硫酸アンモニウムや硫酸ナトリウムなどの化学薬品を発見した。事態を重視した広東省食品薬品監督管理局では、今後関係者および関係企業の責任を追及していく方針だとしている。(翻訳・編集/HA)

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