深刻なソマリア海賊の被害、各国が艦艇派遣も困難な取り締まり―中国メディア

Record China    2009年1月2日(金) 13時41分

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1日、新華社はソマリア海賊に関する記事を配信した。中国を含む各国艦隊が取り締まりのため派遣されているが、取り締まりは困難を極めることが予想される。写真は海賊取り締まりに派遣された中国艦隊。洋上で対海賊演習が実施された。

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2009年1月1日、新華社は世界的な注目を集めるソマリア海賊に関する記事を配信した。中国を含む各国艦隊が取り締まりのため派遣されているが、取り締まりは困難を極めることが予想される。

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2007年、ソマリア海賊による事件は37件だった。2008年には125件にまで激増、船舶45隻が被害にあった。人質と船舶の解放に要する身代金は1隻あたり平均180万ドル(約1億6300万円)、拘束期間は平均2か月にも上る。現時点で船舶17隻、快速艇2隻が海賊の手中にあり、船員300人が人質に取られている。

ソマリア海賊が活動するアデン湾は世界の海運輸送量の10%が通過するスエズ運河の航路に当たるだけに、その被害は甚大なもの。保険料の増額から航路を変更する企業も増えている。現在、中国、米国、EU、ロシア、インド、マレーシアなど20隻の艦艇が取り締まりに当たっているが、実効的な成果を挙げることができるのか、不安視する声も少なくない。(翻訳・編集/KT)

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