Record China 2008年12月25日(木) 14時52分
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22日、パキスタンメディアは「現実を直視せよ」との記事を掲載し、激動する現在の国際関係から考えて、パキスタンと中国の関係を新しい視点から考察するべきであると主張した。写真はパキスタン。
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2008年12月22日、パキスタンの中国語メディア「毎日時報」は、「現実を直視せよ」との記事を掲載し、激動する現在の国際関係から考えて、パキスタンと中国の関係を新しい視点から考察するべきであると主張した。23日付で環球時報が伝えた。
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記事では、1962年の中印国境紛争で、中国がインドに勝利を収めたことをきっかけに、パキスタンと中国の新たな関係がスタートしたとしている。
1965年、第二次印パ戦争が勃発。中国は米国に代わって同国への最大の武器提供国へとなるなど、両国の関係は一層深まった。1971年、第三次印パ戦争が勃発。パキスタンは敗北してブット大統領政権が誕生し、中国は同国の外交政策の中心になっていった。1974年、インドが核実験を成功させ、周辺地区の力関係は一変。パキスタンは中国へさらに傾斜した。
また、世界一高所を走る舗装された国際道路「カラコルム・ハイウェイ」を開通させるなど、政治だけでなく、経済的な結びつきも強化された。
しかし、記事ではこうした中国への依頼関係は、パキスタンだけでなく、中国にも政治的、経済的に大きなメリットもたらしたと指摘する。
さらに「現在も中国はパキスタンを重視しているが、自国の利益を考えてのことだということを忘れるべきでない」とし、「中国にとってインドが重要な取引相手になりつつあるように、パキスタンも自国民の利益を実現すべく中国との関係を客観的に評価し、新たな関係を築くべきである」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)
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