<サイバー長城>米新聞社サイトをアクセス禁止、再びネット検閲強化か―中国

Record China    2008年12月23日(火) 13時29分

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19日、米紙「ニューヨーク・タイムズ」のウェブサイトが中国からのアクセスをブロックされた。欧米諸国のメディアは「中国のインターネット監視が再び強化された」証拠だとして批判を強めている。写真は四川大地震被災地を取材する外国メディア。

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2008年12月19日、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は同社ウェブサイトが中国からのアクセスをブロックされたと報じた。欧米諸国のメディアは「中国のインターネット監視が再び強化された」証拠だとして批判を強めている。22日、環球時報が伝えた。

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中国のインターネットには通称「サイバー万里の長城」と呼ばれる検閲システムが組み込まれていることは有名な話だ。同システムは「天安門事件」「チベット暴動」などに関する「不適切な内容」のウェブサイトにアクセスできないようにしている。中国語だけではなく英語や日本語のサイトも検閲対象となっており、かつて中国でトップシェアだった検索サイト・グーグルはアクセス制限のために利用できない状態が続き、シェアを失ったとも伝えられる。

現在でも外国メディアのサイトは規制対象となりやすく、英BBCの中国語版ウェブサイトもつい先日までアクセスできない状態だった。BBCの規制が解けた直後にニューヨークタイムズが規制対象となった理由については明らかとはなっていない。四川大地震や北京五輪の取材に関して、中国政府は規制を緩め情報公開を進める姿勢を打ち出したが、今回の事態について米AP通信は「中国が再びネット検閲の強化を進めている」と指摘した。(翻訳・編集/KT)

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