<ソマリア沖の海賊>「恐怖の4時間」語る、襲撃された中国船長―英BBC

Record China    2008年12月22日(月) 16時19分

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19日、中国船籍の貨物船「振華4号」が17日、ソマリア沖で海賊の襲撃を受けた事件で、同船の船長は海賊撃退までの「恐怖の4時間」を語った。写真は中国海軍の軍艦。

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2008年12月19日、英BBCサイト中国語版は今月17日にソマリア沖で海賊の襲撃を受けた中国船籍「振華4号」の彭維源(ポン・ウェイユエン)船長への単独インタビューに成功。現在インド洋を航行中の同船に衛星回線での電話取材を行った。

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船長によると17日午前、海賊9人が乗った高速艇2隻が同船に近づいてきた。船員たちは船上から「Go Away(離れろ)!」と叫ぶと、海賊らは空に向かって銃を威嚇射撃。その後、金属製のはしごを船にかけてよじ登ろうとしていた。

大量の火炎瓶とビール瓶を投げつけると海賊らはいったんひるんだが、この船の操舵室に向かって銃を乱射。海賊は全員自動小銃を持ち、迫撃砲も打っていたという。船員たちは身体を隠して船の後方から応戦。その後、多国籍部隊の武装ヘリコプター1機も参加し、この戦闘は4時間にも及んだ。

海賊らは船から撤退する際に、靴を要求したという。船長は「彼らは全員裸足のうえに、甲板は割れたビール瓶の破片でいっぱいだったからだ。靴を手に入れると、今度は自分たちの快速艇のためのガソリンまで要求した」と話している。

なお、中国政府は頻発する海賊の襲撃から自国船舶を保護するため、ソマリア沖に軍艦を派遣することを決定している。(翻訳・編集/本郷)

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