Record China 2008年12月22日(月) 8時38分
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20日、中国の都市部でもここ10数年、「ニート」が問題視されている。「子を養い老後に備える」という伝統的概念が覆されつつあるようだ。イメージ写真は05年南京市民。
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2008年12月20日、中国の都市部でもここ10数年、「ニート」が登場してきている。職業、収入の有無に関係なく、青年が両親に頼って生活している。これまでの伝統だった「子を養い老後に備える」という概念が根底から覆されつつあるようだ。中国新聞ネットの報道。
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中国老齢科学研究センターの調査によると、現在中国では65%以上の家庭で「年老いた親が子の面倒を看る」現象が現れており、30%前後の青年が父母に養ってもらっているという。有識者は、就職が厳しくなり、ひとりっ子が成人するにつれ、ニートは今後も増加すると見ている。さらに中国は10数年後には高齢化社会に突入し、ニートは未来の「中国の家庭生活」にとって「最大の脅威」となる可能性がある。
両親に自分の家を買ってもらうのも中国のニートの大きな特徴だ。自らの経済レベルも省みず、ただ人より立派な家が欲しいと望み、満たされない自尊心を埋め合わせるものにすらなっている。このため、自分のみならず両親の貯蓄までも使い果たすという事態も起きている。
多くの父母は生涯子どもの幸せのために努力すべきと考えている。自分が若い頃に得られなかった物を、子どもには全て与えようとする。子どもは父母の過保護のもとに独立心が欠乏し、社会適応能力が低く、家庭や社会における責任感にも欠けている。つまり、彼等は精神的に「乳離れ」していないという。(翻訳・編集/中原)
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