北部中国の伝統劇「評劇」の芸術祭―河北省唐山市

Record China    2006年9月16日(土) 14時55分

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100年ほど前に生まれた「評劇」は、民間芸能から芸術へと生まれ変わり、現在も盛んに演じられている。

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2006年9月15日夜、評劇(ひゅうげき)発祥の地である河北(かほく)省唐山(とうざん)市で、第5回中国評劇芸術祭が開幕した。開幕式では唐山市の芸術家がそれぞれ自作の劇を公演し、国内外の観客約1万人が観覧した。この評劇芸術祭は文化部芸術司、河北省文化庁、唐山市人民政府が共同で主催したもので、中国各地から中国評劇団を含む16の劇団が参加し、17回の公演が行われる予定だ。評劇とは中国北部の伝統的な演劇の1つで、河北省東部で生まれ、1910年前後に唐山市で形を成した。その後さらなる発展をとげ、1935年には当時中国の文化的中心地であった上海で公演され人気を博した。清代末期の有名な外交家であり、中国赤十字会の創始者でもあった呂海寰(ロウハイカン・1843〜1927)氏は、それまでさまざまな名称で呼ばれていたこの劇を正式に「評劇」と呼ぶよう提案し、その名は全国に広まった。

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