<就職難>政府と思惑一致?!都会から農村へ、若者の逆流現象再び―中国

Record China    2008年12月18日(木) 11時51分

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16日、米ブルームバーグ社は「中国の大学生は昔、毛沢東の政治路線に従い農村へ向ったが、現在は発展・改造のために農村へ向う」との記事を掲載し、若者の都会から農村への逆流現象が再び起こっていることを紹介した。写真は重慶の農村に帰省し企業した大卒生。

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2008年12月16日、米ブルームバーグ社は「中国の大学生は昔、毛沢東(もう・たくとう)の政治路線に従い農村へ向ったが、現在は発展・改造のために農村へ向う」との記事を掲載し、若者の都会から農村への逆流現象が再び起こっていることを紹介した。環球時報の報道。

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記事は「毛沢東は40年前、思想改造をしながら社会主義国家建設に協力させるため数百万人の若者を農村に送り込んだ」と過去を振り返り、「しかし、中国政府は現在、新しい技能や知識を身につけた大学生による農村の改造・発展促進に希望を託している」と紹介する。

また、専門家は「世界的な景気後退によって就職難となった学生が職を必要としており、一方で農村地区にとって高等教育を受けた若者はぜひとも必要な人材である」とコメント。経済の発展に伴って農村地区1人あたりの収入は大幅に上昇したものの、都市部に比べると3分の1程度に過ぎず、こうした格差を縮小するためにも高等教育を受けた若者が農村に定着し、発展を支える必要があるという。一方、就職難に直面している学生たちにとって農村への「逆流」は、職や収入の確保とともに実務経験を積むチャンスでもある、としている。

中国政府では、今年は約2万人を、2012年には10万人の大学または大学院卒業生を農村に送り込む計画で、「逆流」に応じた学生たちには奨学金返還の優遇措置を採るなどのメリットを与えるという。(翻訳・編集/HA)

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