次期エネルギー長官に中国系のスティーブン・チュー氏―米国

Record China    2008年12月17日(水) 7時35分

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15日、オバマ次期米政権のエネルギー長官にノーベル物理学賞受賞者で中国系アメリカ人のスティーブン・チュー氏が指名された。中国系の米政権入りはイレーン・チャオ(趙小蘭)氏に次いで2人目。写真は11月5日、北京で行われた米大統領選の模擬投票イベント。

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2008年12月15日、オバマ次期米政権のエネルギー長官にノーベル物理学賞受賞者で中国系アメリカ人のスティーブン・チュー(朱棣文)氏が指名された。中国系の米政権入りはイレーン・チャオ(趙小蘭)氏に次いで2人目。国際先駆導報が伝えた。

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チュー氏の次期エネルギー長官指名のニュースが流れると、現地の中国系コミュニティーは喜びに沸いた。99年に中国系アメリカ人のウェンホー・リー(李文和)氏が中国のスパイとして米国から核技術を盗んだとされた「核スパイ疑惑事件」から約10年、いつか誰かがリー氏のスケープゴートにされるのではとビクビクしていた日々が、チュー氏の指名によって終わりを迎えた。今も「リー氏はエネルギー省にはめられた」と信じる人々は「我々の怒りの声がオバマ次期大統領に届いた」と喜んでいる。チュー氏の存在は現地の中国系にとって新たな希望の星となったようだ。

チュー氏は1948年米国生まれの60歳。1997年にノーベル物理学賞を受賞した。04年からローレンス・バークリー国立研究所の所長。原籍地である江蘇省太倉市にはスティーブン・チュー小学校がある。(翻訳・編集/NN)

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