「ぜいたく病」脂肪肝の罹患が増加―中国

Record China    2008年12月15日(月) 15時20分

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13日、医療専門家が香港で行った研究会で、現在脂肪肝はアジアで最も多い肝臓病であり、中国人の罹患率も上昇しつつあることがわかった。写真は06年、ダイエットに励む安徽省合肥市の子供。

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2008年12月13日、香港中文大学内外全科の黄医学士、上海新華医院消化内科の範健高(ファン・ジエンガオ)主任などの専門家が香港で行った研究会で、現在脂肪肝はアジアで最も多い肝臓病であり、中国人の罹患率も上昇しつつあることがわかった。中国新聞ネットが伝えた。

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脂肪肝を誘発する危険要素には、不健康な食生活、飲酒、運動不足、肥満家系などが挙げられ、これまでは裕福な西洋諸国特有の病気とされていたが、昨今では中国人もこの「ぜいたく病」の危機に直面している。

最新の研究によると、上海市と広東省における、脂肪肝の罹患率はそれぞれ7%、15%であった。その他の経済的に裕福な地域での調査でも似たような結果が得られている。中国人の脂肪肝の発生しやすい年齢は男性で40〜50歳、女性で60歳以上。発病の原因の多くは肥満によるものだった。

黄医学士は、中国には肥満の人が1億人以上いるが、特に注目すべきなのは、肥満児童の脂肪肝発病率が8割程度と高いことだという。専門家達は、脂肪肝の罹患率は肥満の増加に伴い増えていくと懸念する。範主任は、脂肪肝の治療は潜在的な病気の要因を治療し、肝細胞の破壊や肝細胞膜の破裂に対する治療を行うなどするが、最も有効な予防法は「適度な体重とウエスト周りを保つこと」だという。(翻訳・編集/中原)

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