野生パンダの6割を保護、1200頭が生息―四川省

Record China    2008年12月14日(日) 15時6分

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13日、現在までに四川省に設けられたパンダ自然保護区は40か所で、総面積は221万ヘクタールに及ぶと伝えられた。同省の半分近くのパンダ生息地と約6割の野生パンダを保護区内で保護しているという。写真は臥龍自然保護区のパンダ。

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2008年12月12日、四川省林業庁野生動植物保護所の熊北蓉(シオン・ベイロン)所長は記者会見の席上、現在までに四川省に設けられたパンダ自然保護区は40か所で、総面積は221万ヘクタールに及ぶと発表した。同省の半分近くのパンダ生息地と約6割の野生パンダを保護区内で保護しているという。13日付で中国新聞網が伝えた。

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四川省は中国特有種が最も多い省であると同時に、希少種や絶滅危惧種が最も多く生息する省でもある。1963年から2008年までに同省林業庁所轄が設けた野生動植物・森林・湿地類の自然保護区は123か所。その総面積は768万ヘクタールで、省面積の15.8%を占めている。

野生パンダの主要な生息地である同省には、中国全体の76%に当たる1206頭の野生パンダが生息。その生息面積は177万ヘクタールに及ぶ。なお、中国国内で最も多く野生パンダが生息するのは平武県、[シ文]川(ぶんせん)県、宝興県といずれも四川省となっている。

また、四川省はパンダを人工的に繁殖・飼育する研究にも力を注いでいる。同省の人工飼育パンダは中国全体の84%に当たる221頭。うち臥龍パンダ保護研究センターには138頭、成都パンダ繁殖・飼育研究基地には83頭が飼育されている。四川省林業庁野生動植物保護所の熊所長は「数十年にわたる野外保護と関連する生態環境の保護を経て、省全体の野生パンダの数はゆっくりだが増加しており、その生息面積も回復しつつある」と述べている。(翻訳・編集/SN)

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